2012年9月20日木曜日

10の専門力〜青少年支援専門NPOスタッフに求められるもの〜


■「〜力」は嫌いだけど……

おっと、気づけば前の記事から1週間がたっている。この間たくさんのことがあったが、今回のブログでは、またiPhoneでのビデオもアップしつつ、青少年支援専門NPOスタッフに求められる「10の専門力」というものをまとめたので、ここにまとめておこう。

ビデオにもあるように、僕は「〜力」、というのを好きではない。というか、嫌いだ。
だが、どうも最近は「〜力」とつければ少し注目されるようだ。そんなわけで以下、軽〜い気持ちで、「〜力」をつけまくってしまおう。

文章で解説する前に、いつものiPhoneビデオによるyoutube動画を貼り付けてみるが、どうもホワイトボードの字が判別しづらいため、表にもしてみる。

脳出血の後遺症か、広汎性発達障害という言葉が浮かんでこない、よれよれスピーチ。


青少年支援NPOスタッフに求められる10の専門力

支援力
理論(臨床心理学・ソーシャルワーク・キャリアコンサルティング等)
実践・経験
支援の最新動向
発信(利用者向け講座・説明会等)

アドボカシー力
企画提案・政策提言
情報収集
プレゼン
発信(行政・企業・一般向け)
組織力
ホウレンソウ
スタッフ間のコミュニケーション













こうしてビデオと表に慣れてしまうと、ちまちま文章を書くのがかったるくなるが、少しだけ注釈を。

「発信」が、支援力とアドボカシー力の2つに含まれているように、黎明期にあるNPO業界にとって、発信力はスタッフに最も求められる力だ。
「企画提案」「プレゼン」「コミュニケーション」まで含めると、発信絡みは半分を占める。

自立支援法で「守られた」福祉系のNPOは別にして(別の機会に書くつもりだが、①自立支援法も委託である、②種々の自立支援法事業〜B型とか就労移行とか〜を中心に据えた福祉系NPOも経営維持には苦労しているようだが)、何の法的・経営的背景もない青少年自立支援系NPOにとって、こうした「発信力」をもとにしたアドボカシー活動は団体存続の生命線であるともいえる。

皮肉なことに、青少年支援の中心であると思われる「支援力」と同じ程度、スタッフには「アドボカシー力」が求められる。

■ジェネラリストとスペシャリスト

だがこのアドボカシー力が必要なのは、青少年支援NPOの全員ではない。
同種のNPOには現在3種類の職員が存在する。それは、①正社員、②年間契約社員、③非常勤社員の3つだ。

ビデオや表にある10の専門力が必要なのは、このなかでも正社員のみだろう。年間契約社員や非常勤社員は、10の項目の中のいくつかを集中して獲得すればいいと僕は思う。
つまり、前者(正社員)はジェネラリストであり、後者(年間契約社員と非常勤社員)はスペシャリストということになる。

1ジャンルだけで十分という人はスペシャリストを目指せばいいかが、残念ながら不安定な立場となってしまう。
すべてのジャンルを網羅したいあるいは安定な立場を獲得したいという人はジェネラリストを目指す必要がある。その場合、「支援力」や「組織力」だけでは不十分だ。幅広くアドボカシー力を体得する必要がある。★