「イバショ〜変な大人と出会う」(5分ムービー)

茨木プラッツにて。ここは初期の淡路プラッツみたいに庶民的なイバショ。
安心できる空間。が、僕は挙動不審。iPhone4sとアップルシステム最高。
iPhone5、どうしよ?


■one word スピーチ

先週から僕は、自分の法人の朝礼で「one word スピーチ」を行なうことにした。
これは、子ども・若者問題に関連するテーマを僕なりに切り取ってスタッフに説明するもので、これまで講演等の外部に向けてはこうしたことは日常的に行なってきたものの、よく考えてみれば、自分の足元のスタッフには怠ってきたのであった。

その理由は、①支援の現場から少し離れた話題になる、②臨床哲学テーストが入るので支援者には馴染みが薄い、等がある。

が、①アドボカシーという点でスタッフは所属NPO法人の方針を知る必要がある、②臨床心理学やソーシャルワークだけではどうしても、「目先の話題に振り回され」たり「権威化(学問化)した硬直性に縛られる」ことから、目の前の単独的な(利用者の)ニーズに反応できにくくなる。
これらの理由から、僕は「外部向け」の話を「内部」に向けても積極的に発信することにした。

1回目は「少子高齢社会」(「化」がないことに注意)をとりあげ、2回目は今回貼り付けた動画にあるように「イバショ(居場所)」をとりあげた。
昨日、Facebookにアップしてなんとかうまくいったので、このブログにも貼り付けてみよう。

■シンポジウム開催+「となりカフェ」開始!

動画では、「イバショ」とは「◯◯からの自由」だとし、その〇〇は「規範、規律、監視」の3つだとしている(臨床哲学は修了したものの、こうした哲学専門用語を堂々と使うのは僕は少し恥ずかしい。でも、医療ジャーナリズム→青少年支援→臨床哲学修了→NPO経営と、異ジャンルを走り抜けてきた僕だからこそ発することができる言葉があると思い、あえて専門用語も使っている)。

そして、最大のポイントは、イバショは具体的な場所ではなく、「人」だとしている。どんな「人」かは見てのお楽しみ。5分なので、まあなんとか流し見できると思います。

また淡路プラッツでは20周年を記念して、3回連続シンポジウムを開催します。第1回目は、今回のタイトルと同じく「イバショ〜なぜ子ども・若者に必要なのか」です。
20周年らしく、無料!! ご予約は、淡路プラッツへメールか電話でお願いします。
詳しくは、こちら→20周年記念シンポジウム第1回「イバショ〜なぜ子ども・若者に必要か」をご参照ください。

もうひとつ、「高校中退」を予防する大阪府委託の事業「となりカフェ」(高校中退・不登校フォローアップ事業)がついに始まります。
府立西成高校を主な拠点とし、「就労」ではなく(現在全国のサポステが一生懸命取り組んでいます)、「居場所=イバショ」の視点(言い換えると、すぐに就労を考えにくいほとんどの生徒の「登校補助」の視点)から高校中退を防止する試みです。
詳しくは、こちら→となりカフェ 9.12OPEN!をご参照ください。

同事業は残念ながら単年度事業のため3月で終わりますが、僕としては何らかのかたちで来年度以降も継続させたいと思っています。
みなさん、応援の程、よろしくお願いします〜。

となりカフェのマークはこれ↓