高校中退予防(=若者の現役化増大)こそが、少子高齢社会の最大のテーマ


■2回目シンポジウムが迫ってきた

北海道から帰ってきてもう1週間すぎてしまった。
この間、旭山動物園での熱情はどこへやら、日々の仕事に追われて(といいながら体調が第一なので残業はゼロ)すっかりFacebookやブログはあとまわしにしてしまった。

が、気づけば、淡路プラッツ20周年シンポジウムの2回目「潜在化する10代〜高校中退の現場から〜」があと2週間に迫っている。広報も後手になっているし、やっぱり3ヶ月連続シンポはちょっと無謀だったかしら。
その次回のお知らせは↓をご参照いただければ幸いです。
http://awajiplatz.web.fc2.com/seminar.sinpo.html

■「見る」より「聞く」

今回のブログは、その話題に合わせたというわけでもないのだが、昨日(10/20)大坂・天王寺にあるYMCA高等学院で行なった僕の講演会の冒頭部分のビデオを貼り付けてみる。
講演会の冒頭部分の9分。
この9分間で「ひきこもり」を引き起こす最大の源泉についてやっと語れた。
このコンバクトな「語り」を獲得するために15年かかった。

プラッツスタッフが僕のiPhone5を使って撮った固定画像なので(全部で9分)、相変わらず全部通して見るのはしんどいのだが、まあ「見る」と捉えず、スマートフォンをキッチンテーブルかどこかに置いて「聞いて」みてください。
特に、最初の2分ほどで言いたいことをまとめているので、そこだけ「流し聞き」だけでも十分かもしれない。

■連続体=ネットワーク

前回のブログ(連続体としての予防システム〜札幌サポステ松田考さんインタビューhttp://toroo4ever.blogspot.jp/2012/10/blog-post_13.html )でも書いた通り、高校中退の問題は、①中学と高校の連携、②高校内での支援メニュー(イバショと面談)の設置、③通信制高校でのフォローの3つのステージからなる。

今回の講演では、この3つをいかにシステム化していくかということに力点を置いている。
サポートステーションが高校支援(主として就労の視点からだが)に乗り出してきたように、3つのステージそれぞれで模索は始まっている(たとえば②であれば、プラッツが展開している「となりカフェ」等)。

1つのステージ内での支援の充実も重要なのではあるが、何よりも重要なのは、この3つのステージをいかに「連続体」にしていくか、ということだ。言い換えると、真の意味での「高校中退予防ネットワーク」を構築できるか、ということだ。

■高校中退予防が「若者の現役数増大」につながる

少子高齢社会においては、足りない現役労働者数を補うために、「60代、女性、若者」の現役化が必須だといわれる。
現在、60代(つまり団塊世代)の現役延長と女性の総労働者化(そのために病児保育NPO等の存在意義がある)は着実に進む。

が、最も「現役労働者」に近いといえる「若者の現役化」はあまり進んでいない。若者がもっと働いて税金と年金を払わなければ、我が国のシステムはより危険水域に近づくだろう。

まあラディカルなポストモダニストとしての僕からすると、個人的には社会の崩壊も楽しんでしまったりするのだが、今のところ僕は青少年支援NPO代表でもあるので、その立場にいる限りは「若者よ、もう少し働かない?」と言わざるをえない。

高校中退予防に力を入れるのは、ここがひきこもりを引き起こす最大の源泉であり、ここを手当していくということは、若者の現役数拡大にダイレクトにつながるから、です。
教育行政の方たちも、タテマエ論にしばられず、柔軟にネットワークしていきましょう!!★




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