■究極の自由人、登場!
今日12/17、さいろ社・松本康治くんの案内で、六甲山・風吹岩まで登ることができた。その帰り道、六甲山中で、究極の自由人である松本君に「自由」に関するインタビューを行なうことができたので、ここにその映像を掲載しよう(なぜ「自由」インタビューを行なうかについては、「僕の残り人生の主題は『自由』のようだ」http://toroo4ever.blogspot.jp/2012/11/blog-post_18.htmlを参照)。
ビデオ①自由だからこそ、「自由について語ることはない」1分
が、最大の白眉は、下のビデオ②の中で出てくる、阪神大震災被災当時の、「大事なものは何もなかった」という感想だろう。
ビデオ②「大事なものは何もなかった」阪神大震災被災時 4分
■自由と「死」
さらに続けて、自由と「死」との密接なつながりを、独特の平易な語り口で説明する。デリダではないが、「死」が底辺にあるからこそ、究極の肯定(=自由)がある。
ビデオ③「野垂れ死にを前提とするから自由がある」4分
最後に、ここまでのフォローを必死に試みるが、結局、その行為そのものが彼が究極の自由人であることを例証してしまっている。
ビデオ④自由だからこそ、全然フォローになっていない 1分
4本合計しても10分ちょっとの短めのビデオなので、もしお時間あればがんばって通してご鑑賞してみてください。
松本君と僕は、互いが23~24才の頃、「さいろ社」という出版社(http://www.sairosha.com/)を設立した(今風に言うと起業かな~)。起業後数年で食べていけるようになったのではあるが、わがままな僕は一足先に抜けて、今の世界に飛び込んでしまった。
粘り強い松本君は、NHKのETV特集等にとりあげられるなど、さいろ社をかなりいいところまで成長させたのではあるが、ビデオ②にあるような事情も重なり、現在は、関西における孤高の出版社となり、または「銭湯文化ライター」(『関西のレトロ銭湯』http://www.sairosha.com/hon/sento-shoten.htm)としてラジオ出演等を重ねている(テレビ出演の以来は断っているようだ)。
僕は、そんな松本君を尊敬している。★