「夢」と「笑顔」ではものたりない〜タダでインパクトあるホームページを〜


■このブログも大切

この忙しい時期とはいえブログは重用な広報活動なので書かなければいけないのだけど、やはりアクセス数が1ケタ違う「Yahoo!ニュース個人」のほうを優先してしまい(Yahoo!は5000でこのGoogleは500)、当ブログの更新は後回しになってしまった。

が、2010年夏の脳出血後僕を支えてくれたのはこのGoogleブログだから、かなりの愛着がある。これを読んでいただいているみなさんもたぶんface to faceで知っている人ばかりだろうから、2週間に1度更新とはいえ、今回もマニアックに迫ってみよう。

マニアックに迫ると、それはBLOGOSには転載されないということなのだけど、それでもいい。
今回は、昨日リニューアルしたドーナツトークのホームページを例に、「タダでインパクトあるホームページづくり」について考えてみよう。

■新しいHP

まずは新しいドーナツトークHPをリンクしてみる(http://officedonutstalk.jimdo.com)。
そして下に、スクリーンショットを貼りつけてみる。
スクリーンショットなのでクリアな画面は上URLをクリックください。

ここでのポイントは、①シンプルなトップページ、②シンプルなロゴ、③シンボルカラーの統一、④具体的ミッションの明記、⑤無料で作成、などだろう。
具体的にさらっと説明する。

■シンプルなトップページ

僕の理想のHPは、アップルとGoogleである。
アップルはこれ(https://www.apple.com/jp/)で、Googleはリンクすら不要だろう。アップルのトップページのスクリーンショットを貼りつけてみる。
新製品がないため、「物語」でアピールする最近のアップル

ティム・クックにCE0が代わってから少し迷走していたものの、環境や「物型」に焦点づけした最近のアップルのHPは、僕は苦手だが、広報戦略としては一貫していて実にアップルらしい。

コンテンツ内容はさておき、ここでポイントなのは、HPを開けて出てくる画面で、このスクリーンショット以外に余計なものはない。iPhone等の新製品が下にぶら下がっているが、それ以上並んでおらず、13inch画面があればすべて表示できるシンプルさだ。
Googleのほうはもっとシンプルである。

HPのトップページはシンプルであればあるほどよい、と僕は思う。そこに、経営理念が反映された画像とレイアウトが重なればもっとよい(アップルは革新性、Googleは使いやすさ等)。

■シンプルなロゴ

ドーナツトークのロゴは、ドーナツが3つ(右端ドーナツが欠けている)並んだものだ。本当はドーナツの下に文字があるのだが、今回のホームページでは省いた。
できれば法人名の「office」も、法人が続くようであれば削除したいところだが、本音は文字そのものをなくしマークだけにしたい。

ドーナツトーク・マークの説明はいろいろな意味があるためここでは省こう。ポイントは、このマークが出てきたら、「あ、ドーナツトークさんだ」と誰にもわかってもらえることだ。

■シンボルカラー

僕は実は色弱なので色にはまったく弱いのだが、広報戦略的には色は最重要らしい。
ドーナツトークも、上のスクリーンショットにあるドーナツ色でシンボルカラーを統一するようにしている。

ホームページのレイアウトも、このシンボルカラーに近い背景色をもったものを選んだ。このことで、このての色が出てきた時、「あ、ドーナツトークさんだ」と気づいてもらえるようにしている。

■「夢」と「笑顔」ではものたりない〜具体的ミッション

僕はドーナツトーク立ち上げまで知らなかったのだが、ソーシャルセクターのミッションは変えていいものらしい。
これは、内閣府のお金でドイツに短期研修に行ったドーナツトークの辻田が熱く語っていたことで、最初は「またまた〜」とあまり信じなかったのだが、実はこれは最重要であった。

時代状況や団体の対象・問題意識が変化すれば、ビジョン(どんな社会を目指すか)とミッション(そのために団体はどんな具体的なことをするか)は変えていいのだ。というか、変えるべきなのだ。

僕も反省し、2013年末に「戦略会議」を持った際、新しいミッションをつくりあげた。それがドーナツトーク・トップページにも輝く以下の文言だ。

■子ども若者と「サードプレイス」をつなぐ
10代後半の子ども若者が自由に生き方を選択できない現状を、家庭・学校/職場以外の『サードプレイス』をつくることによって解決する

ここでのポイントはやはり「サードプレイス」だろう。家庭でも職場でもない、サードプレイスをつくることで子ども・若者の困難な状況を変えたいとするこのミッションは、今までの活動と抽象的なミッションを踏まえたうえで現れた具体的ミッションだ。

ポイントは、「夢」「笑顔」「社会参加」等の抽象的言葉に逃げないことだ。
ソーシャルな活動を始めたばかりの頃はこうした理念的言語で彩られるのは仕方がない(むしろ必要)が、僕のように、10年以上ソーシャルセクターを経営した者は、現在の社会状況を踏まえたうえでより「具体的」文言が出ることが望ましい。
ドーナツトークの場合、それが「サードプレイス」だった。

■タダでもオリジナルなものに

そりゃ、お金があれば専門デザイナー会社に頼むけど、実はHPのデザイン料は15万円は予算をみなければいけない分野だ。低価格のデザインもあるにはあるが、それはあまりに「無難な」ものになってしまう。

が、15万払って画期的なHPがデザインされるかといえばそうでもなく、普通のデザイン会社はやはり普通のデザインしかできない。
つまり、普通の人物写真が並び(団体によってはそれがスタッフだったりする……)普通のロゴが配置され普通のメニューが並べられている、そのHPだけ見るとかっこいいものの、同じようなものが並ぶと当然埋没してしまう、普通のデザインHPができあがってしまう。

また、イラストや写真や字体等も、その時代にあったたものが用意されてそれなりに美しいのではあるが、これまた他に埋没する。

15万払ってもなぜ他と同じになってしまうのか。
それは簡単、つまりは団体のオリジナルなミッションとオリジナルなロゴとオリジナルなシンボルカラーがないからだ。

これら、根幹的な部分でのオリジナリティーさえ団体内で確立していれば、具体的HPのデザインは既製のものを使っても、それなりのものにはなると僕は思っている。
そりゃ、オリジナリティー+15万円あれば、もっとよいものは生まれるかもしれないものの、実は、世のデザイナーたちは個性があったりなさすぎたりして付き合うのが難しかったりする。

たぶん、HP作成に100万円積めば次のステージが待っているのだろうが、いまのところその余裕はない。であれば、無料で冴えないデザインではあるが、ミッションとロゴのみで勝負できる形式を選んでいる次第だ。★







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