山科の王将のニラレバは美味かった〜美味かったシリーズ②

僕は学生時代、まわりの喧騒から離れたくて、しばらく山科の小野というところで住んでいた。

近所に橘女子大はあったがまったくの田舎で、原チャリで少し走るとやっと王将にぶつかるという、郊外の郊外の郊外、みたいなところだった、当時の山科は(今は地下鉄まで走っている)。

その、小野の王将でよくニラレバ炒めと餃子を食べたのだが、高校までは王将のない四国の田舎町で過ごしたため、その見事な王将ぶりに僕はやられてしまった。

週2ペースで通っていたと思う。当時は近くに「天下一品」もあって、天一週2、王将週2で食べても全然ウェッとならなかったし、太りもしなかった。やはり20才あたりの代謝量はすさまじいものがある。

もやしとニラがぱっと炒められ、そこに素揚げしたレバーが入る。僕は高校まで瀬戸内海の魚をほぼ週5で食べる生活だったので、そのレバーは美味しかった。もちろん瀬戸内の魚も美味いのだが、あの大雑把感が19歳あたりの僕にはマッチしていた。

大学の文芸部で接する人間関係、日々読む純文学類、いやいや読む経済学の専門書、大友克洋や大島弓子などのマンガ、それらといっしょになって、王将のニラレバは僕の20才手前の生活に色付けしています。★

ここ。なつかしいわあ。